加齢臭は改善しましょう

加齢臭の原因

加齢臭対策で穏やかな暮らしを

娘さんや奥さんから「お父さんは臭い」と言われたことのあるあなた。
 自分自身で何となく体臭が濃くなったなと感じているあなた。
 あなたは既に、それが「加齢臭」と呼ばれるニオイであることをご存じでしょう。

 加齢臭は言葉どおり加齢するに従って強くなっていきますから、「これは俺の人生のニオイだ。一種の勲章だ」と開き直るのも一方法です。
 しかし、あなたがもっと周囲に気を配り、周囲に不快感や迷惑を与えないようにしようと考えるなら、このやっかいな加齢臭を退治しなければなりません。
 退治に成功すれば、あなたは家庭でも職場でも、体臭で嫌がられることがなくなり、今よりもっと穏やかで落ち着いた環境に包まれることになります。その方がどれほど良いことか、言うまでもないでしょう。

 では、どうしたら退治できるでしょうか。

 退治の方法を考える前に、まず加齢臭の原因を知っておかなければなりません。

 加齢臭の原因は「ノネナール」と呼ばれる物質であることが分かっています。このことは、大手化粧品メーカーS社の研究所が突き止め、10年前の2000年12月に発表しました。「加齢臭」という名称もそのときに付けられたものです。

 それでは、ノネナールとはいったい何なのか。それは、皮膚表面の皮脂腺から滲み出る脂肪酸が酸化したり、あるいはバクテリアによって発酵してできる物質です。
 
 皮脂腺から滲み出る脂肪そのものは若いときの方が多いのですが、老廃物となって滲み出る脂肪酸の量は年齢とともに増加し、しかも高年齢になるに従って酸化を抑制する力が低下してきます。そこでノネナールの発生が増えてくるというわけで、男性の場合、40歳頃からこの傾向が強まるとされています。
 実はこの加齢臭は、男性だけでなく女性にも共通して現れる現象ですが、女性の場合はホルモンの関係や化粧品の使用などで抑えられていると言われます。

 そこで退治の方法ですが、前述したようにニオイの原因はノネナール。ノネナールの元は脂肪酸の酸化ですから、方法の第一は何と言ってもこの脂肪酸の酸化を防ぐことです。それには抗酸化剤や抗菌剤が有効とされ、それらを含んだ石けん、シャンプーや洗剤、またサプリメントなどが開発されていますから、これらを利用して退治するのも良いでしょう。薄いミョウバン溶液を使って体を拭いてもも加齢臭を抑えることができるようです。

 しかし、何と言っても肝要なのは日常の生活習慣でしょう。
 まずは清潔な生活を心懸けること。皮膚の汚れや脂質はさっぱりと洗い流し、下着も早めに着替えることが必要です。ダサイなどと言わずに、汗を吸収しやすい木綿などの下着を常用するのも効果的でしょう。

 次は食生活。脂肪酸の酸化には活性酸素が大きく作用しますから、この活性酸素の働きを抑えなければなりません。よく知られるポリフェノールはその役割を果たします。
 ポリフェノールはほとんどの野菜類や果物類に含まれています。特に緑茶、ごま、大豆、リンゴ、タマネギ、ブルーベリー、ショウガなどに多く含まれていると言われます。野菜の多い食生活に切り替えることが大切です。
 赤ワインにも多く含まれることは広く知られていますが、これはアルコールですので飲み過ぎは厳禁です。

 第3は不規則な生活やストレスの多い生活を避けることです。また、たばこの吸い過ぎやお酒の飲み過ぎもノネナールを増やす原因となります。

 加齢臭は、他の要因による体臭−特定の食品臭や腋臭、不潔な頭髪のニオイや口臭などと混ざり合っていっそう不快なニオイになります。
 「お父さん、臭い」と言われないためには、加齢臭対策だけでなく、そうした他の要因に対する対策も必要なのです。

 それでは穏やかな生活を目指して、今日から頑張ってください。